だるまさんがころんだ I
詩:矢川澄子 曲:長谷部雅彦
色々とバタバタした中でのだるまさん、解説文製作作業、なんとか今週中頃には^^ 出来るかな?? (2002/02/24 文責:よしはる)
まず、だるまさんI の全貌から^^
「だるまさんがころんだ」 レの単音、ユニゾンで始まった歌はちょっと複雑な和音へと広がる。だるまさんの世界がこれから始まるんですよね。
まず描かれるのは、だるまさんの"すがた"から^^。 10/8という小気味よい変拍子にのせて、だるまさんの旅は軽快に始まる。続いて37小節から、だるまさんの未来を夢みる様な柔らかい部分に移り、最後にだるまさんの船出を祝するような部分。だるまさん第1曲はこうして幕を閉じます。音楽は詞のまとまりに寄り添う様にこれら3つの部分から成立しています。1999年の合唱コンクール課題曲として多くの合唱団で歌われた「だるまさん」です。では、その細部について考えてみましょう。
細部に渡るこの曲の魅力を
第1部 4小節〜35(36)小節
「だるまさんがわらった だるまさんたっちして だるまさんさああんよ だるまさんおおつよい」 まずはだるまさんの登場から音楽が始まる。わらう、たっちする、あんよ、詞としても出てくる順序もちょっとステキで、カワイイだるまさんを彷彿させる歌が始まる。これを女声部→男声部と歌い音楽は次のステージへと進んでゆきます。
「だるまさんのかあさん だるまさんをだきあげ だるまさんにほおずり」音楽としては男声部の刻む変拍子の小気味よいリズムに乗せて、ゆうゆうと、しかしステキなリズムに乗せて歌が歌われる。音楽の構成としてはだるまさんに続いて、その周囲の人々が描き始められ、まず "かあさん" の登場、といったところでしょうか。「だるまさんあっぷっぷ」と続き、第1部の小気味よい部分をもう一度味わい直す様に「だるまさんがころんだ」を何度か挟み、小気味よく第1部は幕を閉じる。
第2部 36(37)小節〜60小節
「だるまさんはすくすく だるまさんらしくなる」元気の良い第一部を終えて、密集の美しい和音の響きからステキな歌が紡ぎ出される。密集和音から少しふくらむ。この部分にも 4/4+3/4 という変拍子を使われている、というのも少し印象的。45小節に至り、音楽は4/4拍子となり流れ始める。歌も女声部中心から男声部へと移行され、とおさん が登場する。続いて「だるまさんはいいねえ」この1行に至り、歌も男声部に女声部を加え、52小節では「いいねえ」が繰り返され、音楽は第2部の頂点を迎える。54小節から再び 4/4+3/4 という変拍子に戻り、だるまさんの未来に想いを馳せる部分が続く。「だるまさんのみらいは だるまさんしだいだぞ だるまさんなにになる」 この辺りの変拍子の扱いは第2曲の後半の美しい部分を彷彿させる感じもしますね^^
第3部 61小節〜91小節(Last)
「だるまさんあそぼうよ〜」だるまさんに対するだるまさんの友人達の働きかけ、そのだるまさんを後ろから暖かく見守る親たち、77小節に至り、3拍子、F-A-Cの暖かい和音に乗って、だるまさんの船出が始まる。バスパートやソプラノパートにて歌われる「ララルン ラン ル」等、その船出をあたたかく見守るもう一つの視点みたいなものも見えてきて、本当にステキですね。「だるまさんはでてゆく だるまさんのせかいへ」こうしてだるまさんの第1曲は幕を閉じます。
最後に。。
今回は、だるまさんの出生と旅立ちの部分のご紹介、、ということで^^。この曲のMIDIを聞きたい方は作曲者の長谷部さんのページへどうぞ。本日はとりあえず、、、。これにて^^
よしはる
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